ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

梅田さんよりか平野さんよりかというと、自分は平野さんよりだと思った。
 
関心としては
・創作(著作)物のどこにお金を払うことになっていくのか
・「公」的領域としてのウェブ
・インターネットというテクノロジーによる人間の変質変容
のあたり。
 
あと梅田さんが、ウェブ含め技術に対して必ずしも全肯定的でない、現実社会を動かすにあたりかなりリミットかけられたものであると捉えてるところ、それから、パイオニアとしてのジョブズやグーグル創始者、アマゾンのベゾスの思想的営為、その先端を「狂気」と一様に表現しているところが面白かった。当然と言えば当然かもだが、彼のオプティミズムの厚みみたいなものに触れえたような気がする。