音楽に関して一つの偏狭な観念的進化論を辿ってきた僕ですみません。
 

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名無し、匿名の音楽が一番価値的。
 

 
音楽の総体・集合Nにプラスアルファしていく営為が価値的。
 

 
可能的に、神様目線で全ての音楽を構造分析し、歴史化・制度化し、その上でプラスアルファしていくことが価値的。
 

 
転じて、価値の究極的没価値性。音楽それ自体の自律、客体化。音楽は音楽以外の物事と等価である。
 

 
聴取経験の一回性の深淵。あるいは、作ることは聴くこと、聴くことは作ることであるということ。
 

 
グレゴリオ古楽ビートルズもジャズもバッハもシェーンベルクも4'33"もシャッグスモーニング娘。も中国の山奥のおばあちゃんが唄う客人歓待の唄もアフリカの部族の秘歌も全部同じだ、あるいは全部違う、と主張することをタブーにする。その根拠は無我。「我」という経験は「=」で拡散していく。作る我、聴く我、経験的な一回の我・・・「==≠」というレトリック。「我」の時間的な生は「我」の消失のプロセスだ、という理念。微積も同等同質も放棄することで、客体(共同体、社会、歴史、世界)にとけこむ。
 

 
深山幽谷で霞を食いながら、マックポーク食いてぇとほざく ←今ここ