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また類概念に個人が殺された。
「アイドル」を呪う。
「アイドルとヲタの関係」一般を呪う。
死刑の仕組みに似ている。
良心とか道徳というベクトルを個々に蓄積させて
システムは構築される。
制度における自発という幻想。
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文字通り、その人そのものという意味での
「個人」などはロマンチシズムの抽象に過ぎないかもしれない。
かけがえのない「藤本美貴」というあまずっぱい抽象。
強弱問わない環境全ての引力に歪められる個人、
マクロの権力の流動における一符牒でしかない個人。
それは極端なイメージだとしても、侮れないリアリティを力を持っている。
「個人」という類概念において「個人」であることが
当の「個人」から「個人」を永久に引き離す運動になる。
人間は早く進化して、惰弱な知性や理性を棄てなければならない。
相対主義なんて大ウソだ。
ポストモダンもウソ。
ウソはばれたら途端に本当になって、つまらなくなる。
「アイドル」がつくウソはもう全部ばれている。
新しいウソのために供犠はむなしく続く。
コメントに彼女の顔が見えない。