■

結構皆さん祝福ムードなんだ。
つんく婚。
いや僕も嬉しいんだけど
でも手放しで喜べないぜ。
お国の一大事じゃ。
　
ミキサー卓の前で眉間にしわ寄せたりしながらエンジニアに
「そうそう、そこ。道重のパートのここ、やっぱピッチずれとるがな。毎回おしいねんけどな〜。ちょっと半音シャープさせて。うん、うん。あ、ちょっと高いな。どうしよ。うん、ここ、何かアイデア出そうやねんけどなあ。うん〜ちょっと待って。そうやな、あ、来る、来るピコーンて来る、来る、来る！あでももう五時や。ほなこれ（小指立てながら）が待ってるんで、さいなら」
って現場になるかもしれん。
　
いや本当に言いたいことはそこじゃなくて。
　
ハロメンと結婚しなかった事に関しては
確かに面白プロデューサーなんだけど。
逆にハロメンと結婚しててくれたら、それでそれを
つんくハーレム帝国の足がかりにしてくれてたら
何かそれはそれで面白かったはず。
　
いや違うそんなことが言いたいんじゃなくて。
　
ある意味永遠の童貞つんくだし
ハロプロ帝国のシンボルつんくだし
ロックてどういう意味かやっぱりいまいちわからないけど
それでもロックなつんくだし
そういう理念的な存在が結婚という現世の契約に
身をやつすというのがロマンチシズムに大打撃というかね。
　
でも反面これからハロプロどうなっていくんだろうって
結婚がつんくにどんな作用を与えるのか
それがハロプロにどのような影響をもたらすのか
そういう未来への様々な胸の内をふくらませている。
　
いつも大事なことは後で気づくけど
僕はつんくのこと思ってたよりずっと好きでした。