アイスキュロス

こんな時だけ繊細に駆動するファン心理は笑わば笑えというやけくその。つまりカタルシスの抜け駆けを許さないというわけだ。野次馬根性。どうでもいい。小春。楽しいことを思い出す。きりっとしたあなたを。いつかの王子様の長台詞を。何かを意志することは難しい。何かを判断することは。何故なら私たちは全知全能の神さまではないから。知識の充当に蓋然性をまぬかれない。あなたが生きていく世界は、生きてきた世界は、生きていこうとする世界はきっと殺伐としている。その中で何かを決めて進んでいこうとするあなたが美しくないわけはないのです。いえ芝居がかってしまいました、すみません。小春さん。私はあなたに仮託して何を語ろうというのでしょうか。自分で自分がおぞましい限りです。といったところで取り消すことはできないのだ。私はくさくさしてしまいました。あなたの卒業の一報を聞いてから。あなたはずっとモーニング娘。にいるとおもっていた。いえ、モーニング娘。はずっとそのままである。私の中で時間は止まっているようなものなのです。やっと動いたと思ったら、それはあなたがいなくなるからだった。動かなくて良いか悪いかなどは、価値の話はどうだっていいのです。しかし私はあなたに何かを仮託してしまって本当にすみません。