たからものみつけた!

とてもとても待ち焦がれていた!

想いあふれて

想いあふれて

KAN筆頭、作家陣の情報からも楽しみにしてた。内容は、こないだの「ダブルレインボウ」が実は2枚組みでその2枚目、というような。いやどうだろ。
ただ、松浦亜弥さるの声が遠い、そんな風に感じた。これは聴き手の勝手、趣味の話。ヴォーカルの質感について、だろうか。だったらいいな。ソフトすぎるのか、もっと生々しい彼女の声を聴きたい。ミックスにけちをつけてるのかもしれない。あややの録音の息の質感ってこんなだっけか。記憶が怪しい。一曲目「結婚しない二人」のイントロで「スーッ」って彼女の吸気が聴こえる。幻聴じゃなかったら、だけど。それを象徴のように愛しく思い始めてる、そんな事態は皮肉ではある。
でも、他にも愛しいところ、愛しい彼女の表現がそれなりにあった。きっと贅沢なのだろう。曲は聴きやすいです。
明らかに混乱の原因(混乱だとしておく)は「チョコレート魂」だと思う。
ドアップのチョコレート魂PV
PVでは、ハロプロフォーマット的であるのを、かわいい女の子がやんやと唄うのを撮ってることを中途半端に感じるぐらい、総合的なイメージは洗練へ近づいていて、もちろん昔のあややじゃなくて、映像で言われなくても、当の唄できちんと「言われている」、そんな松浦亜弥だし彼女の唄、とまでいってみて、結局このPVをカウンターパートとした「もしも論」からのこじつけに過ぎないかもしれない、と反省する気持ちもある。要は、彼女が「語る」のを聴いている、そういうわたしの状況を訴えたいのです。あややが「君」と唄うとき、映像で実際に彼女に指差されなくても、もう「言われている」「語られている」、ということ。それを洗練というのは、どうなのか、結局彼女はかわいいなあ、ってことを別の言い方であらわしているだけだったりして。