guou

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dohhhupでHigh-KingPV。
ボールルームはガラスのパンプス以来か。映像、編集技術がアクセントだけれど、一番うおって思ったのは、モノトーンのコントラスト、色相とでもいうような、色づかい。赤が黒に近い赤。で、例えばたかしゃいが化粧と帽子で演出するところのものの、れいなにおける発露が面白い。赤黒色調階層にどれだけ溶け込むかってポイントで、れいなのニャンギラスが映える。トトロのネコバスを髣髴させるような、でっかい黒目がちの瞳と黒目の中の光、白い歯の並びがあまりにナチュラルにそこにあって、もうそのままトレードマークみたいに見える。挑戦的な微笑みの表情というか、ガキンチョイズムの象徴のようでもあるけれど、やってやった!というようないたずらして活き活き輝いてるそれのような。このれいなの表情と全体的な色づかいのマッチングに星五つ!
曲は、AKIRAさん編曲でとても特徴的、ゴン太ベースなどからアイテムは後浦なつみの「love like crazy」、でも色んな3連がきつくて、なおかつ2ビートの強制感もあり、より身体的、原始的。大きい2拍3連と、細かい16分のシャッフルの潜在が、唄の3連を難しくしてると思う。実際裏から入ってたりするところがあるので、それはそれで固有なのだけれど、それだけじゃなくて、全体の流れが多層的。つんくさんのメロディネスは、そこここに散見してて、おお久しぶりって思ったけど、ダイナミックでなくて、ミニマル。要素要素のつぎはぎというか。曲の全体性からすると、そういう狙いなのかしらと穿ってみる。どちらにしてもちゃんとCDで聴きたい。