おしゃれ手帖 第9巻 (ヤングサンデーコミックス)

おしゃれ手帖 第9巻 (ヤングサンデーコミックス)

おしゃれ手帖 第10巻 (ヤングサンデーコミックス)

おしゃれ手帖 第10巻 (ヤングサンデーコミックス)

まあ怖い。「笑う」という反応ができないし、意味が「ある」ということが、それを理解できないことが、怖い。意味があるかどうか、作者は意図的に意味づけてるか、それら以前に「意味の怖さ」自体みたいなものなのかも。この辺は一般に読む人に、あるいは作者のファンにはどういう風に受け入れられてきてるのだろう、ということが気になった。形式的には、例えば番号打って続き物みたいにして、作者か制作者の意図があるかのようである。でもそれをそのまま受け取るのが困難だし、ひょっとしたら、深いところで整合性だったり合理性があったりするのかもしれないけれど、そこに到達するのがしんどい。制作者の意図は知りたくないわけでもないが、読み手の読みはそれとは別個であると考えるし、その限りで、この作品は何なのだろう、どのように読まれ語られるのだろう、ということを客観的に知りたいと少し思う。