eurekaさんから聞いた「オナニーマスター黒沢」でホロッとし、ウルッとした。主人公に直接的に感情移入するということはなかった。出てくる人々の得も知れぬ心の移り行きに琴線が触れたのだと思う。誰かが汚れたり汚されたりするのを見るのは辛い。こういうときに「悪意」というものをはっきり感じることができる。でもそれは正義に反する悪などではない。単なる量の問題だろうか、つまりこの作品に出てくるのはチンケな悪意なのだろうか、悪意は程度があるのか、それらはわからない。ただ悪意には意図がある。無邪気は悪であっても、無邪気な悪意は無いような気がするが、ただの言葉遣いのおはなしか。ところで、正義論あるいは正義にまつわる言説はしばしば悪意を伴って(控えめには悪戯心を伴って)なされ、正義という言葉自体が事毎にはっきりうさんくさいマジックワードのようにとり扱われる。そういった事態に何の感興をも催さない時はとりあえず、かわいいは正義、とつぶやいてお茶を濁すとよい。うむ、正義は少しかわいそう。かわいそうは正義。
みきてぃの歌謡曲美勇伝ちゃんのラストシングル、milkywayのシングルはCDで、℃-uteの最新曲はitsで手に入れた。こは歌唱って面白いよなあって延々と言ってる。こはるユニーク、あっけらかんのとんちんかん。で、altaさんや皆が言ってた「ダーリン I LOVE YOU」を改めて聴き、ベリっこと℃-ute両方とも、ああ匿名の女の子じゃのう、と嬉しい。℃-uteに感じるプロフェッショナルも、匿名においては発露しない、のか。常々℃-uteのプロフェッショナルは僕には少し敷居が高い。あと、みついが元気になったらしく、アヤカがハロプロ卒業らしく。そしてガキさんの写真集はまだ手に入らない。