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昨日からブリガドーン現象が起こっているらしい。
ちくま文庫の鬼太郎揃えました。最後の巻に初出一覧が付録されてて嬉しい。
ブリガドーン現象は気温地質などの諸条件が特殊にそろった場合に起こる。内容は、その現象下において、お化けとか幽霊が発生する、見られるといったもので、千年に万年に一度といった頻度であらわれる現象なのだけれど、その正体は結局のところ不明、とは、目玉の親父の言うところです。ちくま文庫「ゲゲゲの鬼太郎3 妖怪大戦争」に所収のタイトル作品で扱われてます。それから、ちくま文庫「ゲゲゲの鬼太郎6 妖怪反物」の作品「朧車」も実質的にはこれに近しい現象が出てくる。そこでは「怪気象」と呼ばれてて、発生原理も大分異なるようだけれど。
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大雑把に、読者と作品のコミュニケーションが異質な印象。それは単純に描かれた時代が古い、流行の、モードの違いに回収されるのだろうか。あるいは作家の個性か。その辺の知識がないのでわからない。具体的には台詞回しとか、コマ割りとかが、他の漫画と比べて甚だ異なってて、それでいていちいち面白い。それらはとても自然である。作為的でない。で、そういうのって例えば「奇妙なリアリティ」とでも言えるかもしれない。いわゆる整合性とか合理性とかいった基準、尺度はそこでは求められていないように見えるし、通用しない。なので、まさにそのポイントで今ならアウトになったりするのかもしれないけれど、だからこそ逆にそこにリアルを感じたり、といったところか。うーんでもリアルという言葉はブレるかもなあ。まあとにかくそのあたりがコミュニケーションの異質の内実じゃないかと思った次第。id:altaのオルタさんならどう読むかしら。