ハロプロ書籍大賞07
http://wota.danna.dvrdns.org/hbg07.html

1位「蒼蒼~そうそう~」/道重さゆみ
2位「ラブハロ!亀井絵里」/亀井絵里
3位「ラブハロ!高橋愛 」/高橋愛
4位「GIRL」/田中れいな
5位「みうなノート」/みうな

にした。
さゆは3冊なんだよなあああと詠嘆。お人形さんで、果物で、静物で・・・という人間の比喩のような、人間類型の比喩がさゆ、というような。「憧憬」がほっそいほっそいなあで、「17〜ラブハロ!道重さゆみ」でぽちゃって、「蒼蒼」でまたちょっと戻る、というような、さゆサイクル。「蒼蒼」は光の種類が一杯で、色んなさゆ、さゆが一杯な一冊で、専門的なことはわからないのだけど、たくさんの光の粒子をさゆにぶつけて、たくさんの2項2極を発生させている、といった風。明暗、濃淡、自然/人工、ダイナミック/スタティックとか。もっと一杯。それでさゆはさゆで、たくさんの表情。憂い、アンニュイ、艶。愛嬌があったり、元気だったり。
亀子は「MAPLE」もよかったんだけど、ラブハロが身体性復活でよかった。亀井の人間の存在感、肉体、肉の存在感の復帰、としても、この人が着火したところの、記号的な「萌え」の散逸はもう取り返しつかないものだし、亀ちゃんはともかく、俺はそれによって一度死んで亡霊みたいなものだ。早く成仏します。「MAPLE」はカナダの亀井、寒いところ、緯度が高いところの亀井はどうなるか?どんな風に映るのか?という実験であって、それは南国の亀井は地元民、というテーゼの補完的な例証として勝手に期待していたものなのだけれど、実際見てみると、上記問いが不能というか無能になって、ただ静謐な綺麗な亀井さんがそこにいましたとさ、というオチで。あまりカナダぽいというでもなく、というよりはそもそもカナダってどんななのか知らない、という知識の無さが露呈したりして、ただただ針葉樹林とか、青い高峰とか、深い透明度の湖とかがあって、その中に亀ちゃんがいてといった風で、そういう意味では北海道でもよかったのかもしれない、と北海道の知識の無さまで露にしてみる。どうせならシベリアのツンドラとかの方がわかりやすかったかもしれないが、わかりやすいからなんなんだ、という話。
たぁはエロい、とずっとそう思ってる。ナチュラルボーン・エロ。ホモサピエンスからのエロ。ラブハロも勿論裏切られなかった。「水」はその点作りすぎかなあ。この人は水着じゃなくても、おっぱい寄せて谷間作らなくても、特別何することなくエロい。むしろ、着衣の方がエロい、という見解はまったく趣味の問題です。胸元のほくろも健在。
れいなはアロハロも同じぐらいよかった。けど相対して「GIRL」を。れいなは写真集というフォーマットではずっと一律でスレッショルドが高い印象。それはコンセプトを下手に受け付けないというか、この人自身の強さであるのでは、と。なので「萌え」でも「ツンデレ」でも「制服」でも「水着」でも何でも来いなんだけど、どれぐらい属性の効能が働いてるのか、わかんないのだけど、どうなのか、とこれは問いではないのだけど。ちょっとしたところで大人ぽいカットがあったりして、永遠の13歳、ガキンチョはとても自然に変化していくのだろうか、それとも、はてさて。
みうなノート」は読むと元気になる。立花隆の「青春漂流」とか椎名誠の青春伝記的小説みたい。

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あとはベリっこの3人と、ガキさんこはを手に入れてた。グループの写真集欲しいな。それかカップリングとか。あとは特別な企画物。コンサ写真集とかみんな大好きシリーズが欲しい。アロハロラブハロの価値も特別なもので無くなったし、水着も食傷気味だし、冊数多いのは嬉しいけど、感受が鈍るという贅沢も口走ってしまう、すみません。今年も一年本当にありがとうございました。