ベリっこやーい

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胸キュン乙女おっさん及びおっさん乙女がわらわら大漁なタイトル「付き合ってるのに片思い」。矢崎滋が向こうの磯で独り大漁旗を振っています。
ミスマッチも3重になればもう必然マッチング、と竹取の翁が句を詠みました。ベリっこは漆調の粘っこい黒床の上で、ムーンライト天女なのです。おでこ・りしゃこの過剰な艶っぽさ、表情もミスマッチですが必然マッチングです。静寂をディストーションギターとタムがぶち割りました。天女たちは裏ノリで唄いだします。爺婆はフリコピ派でした。手首を返すところは難儀ですが・・・月に帰る儀式として舞う彼女たちと共に舞いたいではありませんか。
灯りに気を配っている、デリケートゾーンです。障子や羽衣はほのかな灯りを透かし、金屏風がその反射増幅装置となります。淡さの強調はまたアウトフォーカスやスローモーションでもなされます。月明かりと、燭台と、ストロボ、ゆっくり降り注ぐスポットライト。
大胆大げさな作りこみ、ゲテモノ組み合わせの美しさが、つんくワールド全開で大好きな一作です。