id:OKPさん経由サンクスです!サンレコの一人ネットレーベル関連記事立ち読みしてきました。
 
ポイントは

既存のソーシャルな力持ってるウェブサービスを如何に有効利用するか

ってとこかな。国内外で結構いっぱいそういうサービスあるんですね。SNS的なものならmyspacemf247wacca、あとits、last.fmamazonあたりはやはり存在がでかいのか。マージン、手数料、委託料などのコストが見合うかどうか。結局、どのサービスに籍を置くにしても、当然まずピックアップされるかどうかという実際的な選択の契機が問題になってくるわけで。これにはグーグリズムに垂直的なイメージの「人力」ハイパーリンクでこつこつやるという原始的手段、もしくは漠然とだけども、P2Pなどの技術、モデルで対抗したいが。
あと、複製技術の可能に対する、著作権クリエイティブコモンズやらの法の次元、あるいは対抗技術という当の技術の次元についてのお話は消極的なトーンだったかなあ。これには、ウェブデータとしてのmp3を完全フリーという前提のもとに、CDをそれこそ株券、パトロン証明書にするというような方向で、ってのを考えているのですが。「モノ」としての「CD」の意味の転換。
 

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本の雑誌の目黒孝二さんが昔構想してたらしい「本紹介サービス」会社。大まかにいうと、顧客は会員登録、読書傾向の登録もしてデータベース化して、そこから抽出的に、あるいはこんな本読みたいので、何か紹介してくださいというような具体的な要求に応えて、ベストな本を紹介するというサービス会社。これがビジネスモデルとして成り立つかっていうと、今はウェブがあって、それこそ世に出版される本の紹介的な口コミ情報は無料で溢れてるわけで、そのままじゃ需給は成り立たないでしょうが、ウェブにおける新しい権威創出という観点にたてば、あるいは、と考えられなくもない。勿論活字文化の興隆なんてものが、本質として、条件として認められるのですけれども。
 

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僕は、インディーズ音楽のそれを目指したいところがあるのだけど。あと、そこに既存の広告ビジネスモデルとかをうまく絡めたりできれば。ウェブ運動としてのレーベル。同時に、音楽自体のことも考えなければならない。
期待するのはテクノロジーによる既成の音楽にまつわるビジネス、あるいは創作の滅亡。それによって、音楽自体が無くなったら、その価値が無くなったら、それはそれでしょうがないか、って思う。とにかく、その趨勢その尻馬に乗ってどういうことができるか、と。