おばんです。カンプノウに行きたい。カンプノウに行って抱きしめたい。何か、憧れの何かを抱きしめたい。それは歴史とか伝統とか、そういうものだろうか。偉大な何か。所詮おれなんて、カンプノウの手のひらの上のサルみたいなものだったんだよね、って自嘲気味に言い放ちたい。いや、手のひらの上のサルになりたいんだ、積極的に。そういう偉大なものに抱かれたい。あれ、抱きしめたい→抱かれたい、になってる!能動と受動の互換。そうだよ、抱くことと抱かれることは、分離不可なんだよ、よっちぃ、ってメルロ=ポンティさんが言ってた。「=」←これいいよなあ。やまだ=たろう。やまだ=はなこ。これだと、やまだがたろうとイコールみたいだなあ。まあやまだとたろうはイコールみたいな関係だからいいや。
おじいおばあから、ガキンチョまでが狂いに狂う、サッカーボールコントロールの基で、よっちぃとスペイン人のフリをして狂いに狂いたい。そのために漢字のタトゥー、「押忍」「我慢」などを彫りたい。外人さんたちの間で流行ってたらしいから、漢字のタトゥー入れるのが。だから漢字彫って偽スペイン人になる。漢字彫ってるし、こいつ遅れてきたヒップなスパニッシュなんだな、って思われたい。日本人がそのまま漢字の彫り物したらどうなるんだろう。笑われるのかな。売国奴の亜種かな。どっちにしろばれたらやだな。よっちぃに関しては、何故かラテンのノリをもまとっているので大丈夫。ああ、何というか、そういう姑息な気のつかい方がダメなんだよな。バルサっ子は陽気なやつらだから、ストレンジャーなんて関係ないんだ。どうせタトゥーシール貼ることしかできないんだ、俺は。ひよっこなんだ。よっちょは優しいから「シールでもええねんで」なんて関西弁でお笑いめかしてフォローしてくれるんだ。情けないな。彫るよよっちょ。俺彫るよ。「よして、よして・・・」って彫るよ。それをよっちょに見せつけながら、「よして、よして・・・」をそらで唄うよ。そしたら、「よしてよして、誰か見てる」って唄い返してくれるかな、笑ってくれるかな、よっちぃ。