id:CharlieGordonのチャーリイさんから
 
モーニング娘。誕生10年記念隊に未来のモーニング娘。を見る(1)──「新垣里沙=マザーシップ」考 | BARKS
 
まずはこれヲタ臭い発想、着想、あるいは直感だな、と思いました。論の説得性とかはひとまず置いて、そう思った。だってガキさんがマザーシップという言い方に、ガキさんのこと書き手は存じてますぜフフというようなつまり、ガキさん(の歴史、物語)を少なからず知ってる人間の観点が織り込まれてることを見て取るのは容易いですから。ヲタの恣意として。ある程度以上の閾値から仄見えるヲタ臭とでもいうところか。まー閾値も何も、ガキさん=マザーシップ、ですよ!すげー!
いや実際、書き手がヲタであるかは、充分気にしてるぽいですが、全く気にしてません。ただ音楽サイトの一記事にこのような観点が提出されることは興味深いなと。同じような事例は今までにいくらかあったような記憶があります。
 
マザーシップについてはニュアンスがいまだよくわかんないです。この言葉はそもそもヲタ概念としてヲタ言説一般に広くつかわれるのかな、と考えたけども。ヲタ一般的な直観とかアナロジーなのかな、と。
ただわからないなりに、ことハロプロに限れば、なっちがマザーシップという言い方(言説)が物語的なのは言うに及ばないところなのだろう、といった情勢判断を持っています。そしてやはり直感的な認識としてピンときます。なっちシンボル説とリンクするのかな。
 
情勢などといって殊更客観的な立場であることをほのめかさんとしたのは、「マザーシップ」「エース」といった概念を使うことに必要以上に怯えてしまってるからなのです。それらの政治(心理)的、論争的側面が怖いのです。これは立派な2ch狼脳ですか。罹患してますか。
元々ヲタ言説自体、いってみれば価値の闘争なんだから怯えることないのにね。そうなんだけどね、価値の話じゃなくなってしまうような気がしちゃうのですよね。色々な側面があるのは当然なんだろうけど、怖いです。もうちょっというと、怖くて面倒くさい。これは「書く」こと一般の真摯さからは程遠いだろうな。
まぁこれはこれでまたナイーブな一議論の成立を促すでしょう。
 
で、当のガキさんがマザーシップというおはなしについては、何だか色々想像できて楽しいけれど、認識としてはあまりピンとこないというのが正直なところです。しかし、ともあれそのマザーシップ論は、ガキさんに対する期待の、あるいは物語の大きさを示していることに間違いないんだろうなと思いました。モーヲタ一番星(モーヲタガキさんの敬称です)であり、リアクション大王であり、おとぼけな一面もあり、しっかりもののお姉さんだったり、近頃とんとそのガキンチョ属性が見えなくなって淋しい気持ちもあるけれど、どんどん大人っぽくなっていくガキさん、彼女の物語。娘。10年記念隊に選ばれた時の彼女の心情はどれほどのものであったのか。ハロプロ!ちゃんねる。における10年記念隊のキャメイ的グダグダ紹介に対して、憤然と正そうとするガキさんの姿にひとつ見ることができるかもしれません。あの時ガキさんは結構本気で怒ってた、ぽくみえた。