http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3042
これ見ました。

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震災もあり景気悪くなってるのもあって、直接の因果は複雑ながらも、以前よりうまくたちいかなくなってるのではないか、という職業訓練制度、政策の話。
離職者訓練の就職率については
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/risyoku/index.html
下段にあった。数字見ると、ここ2,3年下がり気味。あとは就職に繋がっても訓練コースの内容とは異なるという実態があると、ちょろりと。
番組では諸外国へ仕事持ってかれてる業種(どこの地域の製造業か見そびれた)が事例紹介されてた。以前はうまく訓練から就職へ繋がってたのだけれど、仕事ないので、職業訓練でその供給増やしても、その需要は当然のようになくなってしまう。しかし、現行のニーズを即時的に汲んでマッチさせていくのはなかなか難しそうで、行政の苦心が見えてた。
番組では比較対象、うまくやってる例として、デンマーク職業訓練を紹介。まず、ニーズという点なら、成長産業(風車インフラの製造が事例だった)で増やすということをしてる。じゃあ今、日本の成長産業は何か、という話になるのか、そこで雇用創出して労働力吸収できるのか、というとちょっと唸る。
要素としては、国だけでなく、地方自治体、共同体(コミュニティ)、企業の共同ということもあった。特に、地方のコミュニティのことを強調していた、かな。
どうやったら色んな条件異なる日本で参考にできるか。例えばデンマーク、転職回数の平均が6回という流動的な雇用・労働の情勢、習慣にびっくりする。
http://www.jil.go.jp/mm/kaigai/pdf/20030314.pdf
には、その経緯があるのだけど、国の政策に過大に依存してしまう傾向も見られてるよう。
雇用の流動に関しては、労使というポイント、歴史ある労働組合制度による協約の機能性の指摘が以下にあった。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/committee/list/data/danmark_report.pdf
フレキシキュリティ」、柔軟な流動のフレキシブルと、社会保障の安定のセキュリティ、の合成概念。国家体制の違いがどの程度のものかを。質・量として私には断じることができないけれど

デンマークモデル(フレキシュキリティ)は、100年近くの長い年月をかけて(政労使3者合意により)構築された福祉国家を基盤にしたものであり、直ちに他国に輸出できるものではない。」

http://www.jil.go.jp/column/bn/colum072.htm

と言われるとやっぱり唸りに唸る。

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私も先般職業訓練受けてた。でも就職に繋げられてない。ポピュラー音楽ばかりやってて、ポピュラー音楽しかできないということもあり、それ以外の実務経験なく、そのポイントの大きさから、正攻法では雇ってもらえないな、と。単なる思い込みだけなので無く求職活動のうえでの判断なのだけれど、であるから、きちんと機能するまで無給でいいので経験積ませてもらえませんか作戦に出ようかと思い実行に移す。逆に、経験積ませ代払ってくれと言われてもしょうがないかな、と想像するけれど(ユーモアです)、積ませ代は無いので、唸る。
雇用行政、政策にしたくてもできないことってあって、それは当たり前、いわばこういう規格が異なるだろう人に仮に何とかしてあげたくても何もしてあげられないのではないか、と。それでも私は幾人にも親切にしていただいたし、していただいているのです。ともあれ、「経験」という規格に合うためまずそれを何とか得よう、ということである。