木村マノピアノ

itsで「マノピアノ」を。
まのちゃんの歌唱を避けて何を語るのか、語れるのか、洞爺湖サミットのお歴々よ。おれはまた新たにヴィジョンを得た、やわらか純白衣装に包まれたまのえりが、湖の中心熟れて開ききったアコヤ貝の上で沸き立つあぶくを足元に、そして主要8ヶ国の好々爺たちをその湖面のぐるりに従えて、牧歌的に唄いあげる、そんな「何か」の誕生の絵画だった。お母さん、何が生まれたの?それは生まれた瞬間に母胎を食い破り、本州を音速で音波ジャックした。薬師丸ひろ子原田知世、安田成美・・・いやまぶたの裏で瞬間的に彼女たちの顔がフラッシュバックしただけ。つい口走ってしまった。まのちゃんは、何にも染まっていない。つんく歌唱もない。カラオケ歌唱もない。原石・・・。採掘した奴が笑っている。あんたたち何だかんだ言っても、この子の唄好きでっしゃろ?ああともよ!胸を張っている。ハロプロで唄う女の子たちはハロプロの物語の中で熟すのが通例だ。片手では数えられないハロプロ歌唱の歴史よ。それはヴォリュームがある。マノピアノの行方は?・・・わからない。わからないけれど、好きさ、ああともよ!
作曲は木村KANとのこと、シンプルでとてもいい曲。多いリフレインが唄うの難しいと思う。反復が要求するものがあるから。サビ途中のコード進行、サビ終わりの変調、含めて総じてアレンジがうまい。唄終わりからピアノが抜けてくる、ドラマチックなインスト部が展開し、Aメロに戻ると演奏が抑制されて、メロディが、つまりまのちゃんの唄がひきたつ。
 
まのちゃんのコメント
http://www.dohhhup.com/movie/7kvrmapxQPzj5HBT2nq7DmVLspxzuITU/view.php