リゾナント ブルー」「ジンギスカン」「ジンギスカン(Mongolian Dance Shot Ver.)」のPV見ました。
 
リゾナント ブルー」は基本たぁれいなこはの3人にフォーカスがあたってる。衣装などの見目から白黒のコントラストが完全で、きっかり3(ときっかり6)というヴィジュアル、設計図。PV自体の物語設定舞台設定は特別なく、ストイックに淡々と唄い踊る、シルエット。ダンスは手の動きが特に綺麗。言うまでも無く今までの娘。のPVと比べて特異なのは、ターゲットの意図が明確、たぁれいなそれとこはにほとんどフォーカスがあたって、他はアクセント、ピンポイント以外はあたっていないという点。これすごいなと思った。楽曲、唄からの要請との関係も大いにあるかもしれないけれど、それも含めて恐らくは最初からこういうビジュアルイメージだったのではというぐらい一貫したものを感じる。
大げさに言うと革命的。というのは、ラブマ以降の娘。に伝統的なモンタージュの手法からまったく離れたところで、文脈でやってるから。娘。≒女の子の紹介(照会)でも、娘。=イコン=その紹介(照会)でも、ない。今までからすれば、何と贅沢な、と言えもするのでは。だって亀子やガキさんやさゆや、みっつぃ、ジュンジュン、リンリンは固有名で固有の顔があり固有の物語が豊潤にありそれを外すのだから。彼女たちを意図的にフォーカス外し暗闇に同化させた、すると相対的に浮かびあがる3人が妙に幽玄に美しく引き締まった。

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ベリ絶対PV買う。これ是非それなりに綺麗な画質で見たい。
ノーマルver含めて作った人してやったりじゃないのか。こりゃ愉快すぎる。しょっぱなから、全体を想像させる、共有の力みたいなのが働くようで、何がこれから起こるか、動画の行く先が展開が、いい意味であらかじめ共有されている、お約束的である、という。未知なんだけど既知。記述すれば、幕が開く舞台、園児が待つ、ベリっこが出てくるというシンプル加減。

言えばdance shot ver.で完結してるんだけど、ノーマルではそこに女の子のスポットの演技が入ってくる。ちなみさんは演技上手い?いや、皆うまいし、てらいの無い女の子、活発な女の子で、ユニーク、個体認識のバランスなんかもいい感じだし、唄のユニゾンやら、オリジナル楽曲(ベリっこで初めて全部ちゃんと聴いた)の意味やらとのバランスも抜群だし、いちいちすげーなあ。女の子っていいよね、うらやましいよねって思わせたら、ベスト、だとしたらまったくベストだと思った。その上で、Mongolian Dance Shot Ver.が効くのは、自体の舞台設定の遊びもそうなんだけど、何より女の子の着せ替えカタログ(変な意味じゃない)で、匿名性の具現そのままみたいなところか。まあ全部パンチがありすぎて、やっぱアイデア勝負だよなあとか思ったんだけど、どうなんだろう。