ももちを連呼するおとこ

恋愛 ライダー

恋愛 ライダー [DVD]

Cafe Buono!(初回限定盤)(DVD付)

「恋愛ライダー」がとにかくよかった。PVウェブで何度も見たし。前作からの、デジタル匂わせる、ティーンエイジャーの女の子の溌剌としたロックンロールが息づいてるようで。PVに顕著だったけど、個々のキャラクターがとにかくわかりやすいので、受容するにピンときやすいのじゃないだろうか。桃ちゃんオチなんてサービスはその最たるものか。
3人ともヴォーカルが安定してる、唄える子だというのが貴重な魅力で、それはアルバムにもしっかり反映されてる。3人のユニゾンの威力。アルバム楽曲は総じて、既発表曲の延長、方向が同じという印象。シングルドロップされた曲がインパクトあって、先鋭化されてるってのもあるのではと思うのだけれど、ゆえに、全体的に平坦というか均質というか、そんなアルバムイメージでもある。良くも悪くも一貫性が強くて、そこが勿体無いと思うのは、贅沢なのかも。遊びがなくて、あってもわかりやすいそれではなくて、このあたりつんくさんだったらどうだったのだろう、などと思うつんくファン。例えば「星の羊たち」なんかは、完全にフォークにしちゃうアイデアとかどうですか。
トリオのバランスはいいな、と改めて。勿論個々の何かがあってこそだったりするんだろうけれど。「恋愛ライダー」Aメロでやってることって、そういうポイントで完璧なんじゃないか、と。
桃ちゃんに関して言えば、「ジタバタあたしは生きてるぜ」のひらひらしゃなりしゃなり、カップリングの「じゃなきゃもったいないっ!」のBメロの爆発で僕も爆発しました。