http://www.k2.dion.ne.jp/~prse/hpma/2007/
娘。
笑顔YESヌード
その出会いのために [モーニング娘。Featuring 吉澤ひとみ]」
 
後藤真希
「WOW 素敵!」
 
安倍なつみ
「くちびるで止めて」
 
アテナ(唄:辻希美)
「HAPPY MY FRIEND」
 
きら☆ぴか
はなをぷーん
 
松浦亜弥
「あなたに出逢えて」
「HAPPY TO GO!」
「ソウルメイト」
「ダブル レインボウ」
 
Berryz工房
VERY BEAUTY
 
音楽ガッタス
鳴り始めた恋のBELL
 
Buono!
「こころのたまご」
 
から

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楽曲部門は配点デフォで

1位「笑顔YESヌード」/モーニング娘。
2位「VERY BEAUTY」/Berryz工房
3位「あなたに出逢えて」/松浦亜弥
4位「その出会いのために [モーニング娘。Featuring 吉澤ひとみ]」/モーニング娘。
5位「HAPPY MY FRIEND」/アテナ(唄:辻希美)

笑顔YESヌード」はよく聴きました。聴く反復。聴けば聴くほどっていう泥臭い反復、リフレイン。シンフォニックなのは、最後の4回のサビ、ただその反復のために、それまでの曲の流れがあるという遠近法と、サビ自体のメロのリズムの反復というミクロ、なべてリズムの重層とによるかしら。メロより目立って泥臭いダンサブル、ファンカブル。
よっちぃよっちぃしてるのは、次の「悲しみトワイライト」で、そのMステ披露が鳥肌ものだった。「笑顔YESヌード」はみきてぃなのかな。例えばサビのみきてぃ。いやでも、たかしゃいのフェイクもあり、皆の声の反復もあった。どろどろの断片混交のイメージ。
さて、娘。は何を唄ってもいい、ということの深刻さ。どうやって唄うのか、唄っていくのか、そちらにアクセントが移る、として。誰が唄うのか、娘。の誰かの顔なのか、誰かの顔が娘。の中にあるのか。大きな意味でのイコンの契機は全体的有機的で、誰にもどうすることもできない。今の娘。メンは、去ったもの(イコン)を見ているわけではないと思う。何を見てる?娘。チルドレン娘。
 
VERY BEAUTY」。僕の中でベリっこはやはりBerryz名工房で、つい昨日Berryz覆面工房に変わったりしたのだけど、匿名、匿名。アノニマス工房。それは彼女たちの個々を知らないとか、勿論彼女たちが実際匿名的であるとかじゃない。といっても、いや、やはりそんなに彼女の非匿名な部分を知ってるわけではないのだけども、何だろう、女の子のユニゾンのイメージかな。合唱のような様式に沿ったものではなく、和気藹々とした女の子たち。名前の消失。そしてそれは、やはりとてもノスタルジックな、経験的であるようでいて非経験的だったり、憧憬だったり、過ぎ去ってしまったものへの淡い思いの投影先。はかなさの常なる喚起は、そういう時期が限定的であることに由来するのか。いつか終わるんだけど、それを何となく知ってるんだけど、無邪気でいることができるのは、素晴らしい、美しい。
「very」は形容詞かどうか、つんくさんがそれについて何か言ったのか、知らない。「まさにその美しいこと」とでも訳してみる。まさにその美しいことの、女の子であることの。
 
あややは何にしようか、どれでもいいなという感じ。どの曲でもよかった。意味が一定してる、そんな風に感じる。勝手に盲目的になってしまっています。ほんとこんなに盲目になるなんて、思いもよらなかった。「あなたに出逢えて」で確認できたのは、彼女の「あなた」の響きの変遷。彼女が唄う意味、そのバランスをとてもよく感じる。彼女からの矢印と、聴き手の矢印とがうまい具合に絡まって相互作用して昇華していくような。今の彼女はどんな「あなた」でも唄える。もっと唄うまくなったらどうしよう、なんて思う。
 
その出会いのために」。中間のインスト部分のコーラスがよすぃこへの花道みたいで、イメージ溢れた。まあAKIRAたんだしな。
 
「HAPPY MY FRIEND」。これもAKIRAののが唄う喜びですね。ちょっとした息遣いとか、フェイクぽいとことか、ののが吹き込んだ音声を愛でる、という。
 

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ごっちんの「WOW 素敵!」はうまい融合だったよね。アルバムのコンセプトとつんくごっちんの三角形、というような。とりあえずごっちんのことをうまく考えられないので、そんな当たり障りない感じ。なっちの「くちびるで止めて」はパッと思いついた。今年の彼女は全部ハイクオリティだったんじゃないか、と思う。「くちびるで止めて」はノリノリなっちか。ほんと唄うまくなった、唄うまいなっち。なっちって母性も感じるし、いたずら好きの女の子、女の子のずるいっぽいとことか、それでアイドル的で、もうすごい。「はなをぷーん」好き。月島「こは」きらりもクオリティ保ってたよなあ。こははこの馬鹿っぽい、あっけらかんがスマッシュで、これ楽しむ文化もっとあるだろーって思うのだけど、どうなのか。それでいてちょっとセクシーこはだったりで。混乱するのか。「鳴り始めた恋のBELL」もよかったなあ。PV点入れるつもり。この曲顕著だけど、吃音、破擦音ってハロプロイディオムはやっぱいいねえ。まのえりかわいい。「こころのたまご」は、非ハロプロつんくさん無縁って印象で、イントロアウトロの呪文みたいなパートが聴いてて気持ちいい。楽曲の形式的な個性としてのアニソンとかavexは全く知識が無いので、非ハロプロに感じるのだけど、単にもう僕は追いつけない、って話かも。
 

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そうかあ、アルバム部門ないんですね。勘違いしてた。勝手にアルバム部門。

1位「ダブル レインボウ」/松浦亜弥
2位「25 〜ヴァンサンク〜」/安倍さん
3位「☆☆☆(みつぼし)」/きらりこっはー

あややのはホントうきーって狂喜したよ。なっちのとこっはーは同じぐらい。結局バランスがどこでとれてるのか、という話なのだろうか。ごっちんのもGAMもコンセプトとしては完成してるんだけど・・・ってなっちゃう何かがある。GAMGAGにしたら、わかりやすかったかも。ギャグにしても、パロディにしても、昭和にしても、エロにしても中途半端な印象がある。って今更か。GAMどうするんだろう。みきてぃの唄を聴けないという損失をお金に換算するなんてしないが、どうしてくれるのだろう。ずっと言っていて余計なお世話だろうが、みきてぃは耳鼻科いってないのなら、今のうちに鼻づまりずーずーを直したらいいさ。
それにしても、何か自分に変な余裕というか、あまりハロプロ音楽にガツガツ期待しなくなったというか、そういうのを感じる。気持ちの問題ならしょうがないね。
 

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PV部門はまた別に。
http://d.hatena.ne.jp/yomayoma/20071202/p3