トレンド・エグゼクティブ

ハロプロファンクラブ、エグゼクティブ会員に関するお知らせの1次ソース2次ソースにすらあたっていないファンクラブ非会員がおせっかいにもマジカル想像してみる。エグゼクティブ会員の定員300に対して600の応募があるとして、抽選に落選した300の胸のうちは如何ばかりのものであるかしら。悲嘆にくれて一足先に賽の河原で石を積みたくなってもおかしくはない。あわてて出張黄泉の鬼がいう、ちょちょっと冷静に、冷静に。そうだった、俺はファンクラブ非会員だった、非会員非会員非会員・・・
例えば、抽選倍率を提示することにどんな意味があるか。30000の応募がありました、つまり、セミリタイアのあいつが、倍率ドン、100倍、と言えば(徳光さんを認めないわけではありません)、これはしょうがありませんわなあ、また来年頑張りますか、とヲタ同士肩叩き合ってなぐさめあって、これからもうまくやっていけそうな気がするね僕たち私たち、という荒んだ世の中にそっとひとしずくのマインドの、心洗われるほがらかな光景を思い浮かべるに容易であるだろう。いやでも、倍率が100倍でも、1000倍でも外れたら絶望の底、底、底を突き破ってどんどん底があらわれて、マントル対流にも乗れず、コアで消滅も出来ず、いよいよブラジル入国もビザがない、という暗い気持ちの有り様のパターンをちょっと考えてごらん。やはりそれも大いにありうるよね。うんしかし、それなら今までだって、そうじゃない。ディナーショーの抽選外れました、コンサートチケット全く手に入りませんでした。そうよね、今までだってずっとずっとそうだったよね。別にこれといって何も変わらないじゃないの。何だおバカさん、これが杞憂というものですか、と首を振りながら両手の平をかざしあげるという、欧米の人が時宜に応じよくやるジェスチャーを反射するモニターに向かってしてみました。モニターのあいつも同じポーズをとってくれてホッとする、ベストフレンド。
ところで、ヲタヒエラルキーという地獄の鬼たちですら腋汗パット必須白目剥き剥き震え上がる概念があると聞きました。聞きたくなかったのですが、実際家の近くのファミリーマートの方から聞こえてきたのだからしょうがありません。そこで即思い描くは、己の位置、つまり、ヲタヒエラルキーにおいて私はどこにいるのか、というピラミッドとその中に組み込まれる自分のイメージです。やはり自分は土台の土台なのかしら。オヨヨ。エグゼクティブ会員はその頂点にいるのかしら。オヨヨ。せめて、せめてつんくさんの墓室に近いところの、石として積み上げられたい、近ければ近いほどいいな。オヨヨ。桂三枝のギャグ(と伝え聞いています)の物真似をして自分を慰めるしかない俺を、11月の夜が笑ってやがるんだ。業腹だ。あ、俺はファンクラブ非会員です。