イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

イン ザ・ミソスープ (幻冬舎文庫)

 
「ミソスープ」は日本的共同体の象徴
と考えて差し支えないだろう。
その共同体にストレンジャーが入り込んでくるという
おはなし。
 
共同体はもうとっくに機能不全、破綻してるのに
その庇護があるとうっすら信じていること、
あるいは、そういう関係を想像すらしない
ということ。
 
生への意志をどこまで合理性へ還元できるか、
(例えば「生きるために体を売る」とか)
というのは一つ問題だろう。
 
よいファルマコン思想書でした。