「SAW」見た。
ネタバレ気味。
 

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極限状況で人間の精神が
自我が動揺しあるいは崩壊してくってモチーフが一本太くある。
 
ラストで視聴者は救われる。
オチがついてるから。
その点でナタリさんの「CUBE」「Elevated」とは対照的。
 
モチーフは共有してるけど
「SAW」は最後で構造が可視化する。
ナタリさんのは2作とも不可視のまま映画が終わっちゃう、と。
 
それから3作に通ずる構造の内実として
「理性的なもの」「狂気」の相対化があると思う。
「SAW」では理性的な狂気が最後全てひっくり返すって感じで。
「CUBE」は知的障害者役が相対化の質を変えてるけど基本は同じかと。
あと役割演技とかアイデンティティの無効という軸がここに加わって
カーニバルになっちゃうのが愉快。