さゆみすと

ご搭乗のお客様の中にさゆみすとの方はいらっしゃいませんか?ご搭乗のお客様の中にうるせー馬鹿!格納庫におさまってろ馬鹿!格納庫につきもののあのドラム缶みたいなのあるでしょ?あのアクション映画とかで急発進する飛行機に蹴飛ばされてあっちへコロコロこっちへコロコロ、っていうあれ。あれになって色々ぞんざいに扱われてろ馬鹿!ああそうだそうですともさゆみすとですよ生粋の。I am a pure SAYUMIst,ain't I?ピュアさゆみすと。ピュアオーディオみたいなかわいさがある。キャワ
しかし大体さゆみすとって肩身が狭い、「〜の」「〜なの」って語尾につけてたら君ももういっぱしのさゆみすとみたいな風潮が象徴するものがあるの。違うって。そんな軽薄なものじゃないっつーの。さゆみすとの自虐史観がいきおい根付いちゃうわけだよ。本物のさゆみすとは譲れないプライドを確かに持ってる。秘めたる熱い強い思い、だよ。そんな薄っぺらい風潮も何処吹く風、すまし顔で「〜なの」って言い続けるよ。ここには極度の自意識過剰があるが。できるかい?君にできるかい?でも適当じゃダメだぜ!極自然に、極自然にがモットーなんだ、極度の自意識過剰が無意識下意識前意識に逆転する瞬間さ。いやそれは改めて口にするまでもない、何にでもあてはまることだよね。世には「気取りさゆみすと」諸氏なんてのも出回ってて、これもまたオーソドックスなさゆみすとにとっては頭痛の種なんだ。それはさゆみすとの亜種も亜種だが、そこにはナチュラリティが全くない。そうただただ気取ってやがるんだ!ありえねぇ。
そして、これだけは絶対忘れてはならない、ご神体たる道重さゆみの領分、<やなのやなのさゆみやなの>、シッ!これはタブーだ。これだけは言っちゃダメだ。ダメ、ぜったい。どれだけ発音したくても。ほら言いたいだろ。こっそり。誰にも聞かれてなかったらいいじゃん、みたいな。しかしダメだ。さゆみすとの酷薄な戒律の粋がここにある。これは道重さゆみにしか許されない、言うならば、神のお言葉なのだから。
ああ滅茶苦茶言いてぇなあ。ダメだダメだよ絶対。今までの苦労が水の泡だぞ、俺!そうだよ、タブーがあるからこそさゆみすとは存立可能なんだろう?転びさゆみすとになっちまうぞ。転びさゆみすと。ダメだ、そんな烙印押されたら、わけわかんねぇ事態だ。さゆみすとがそもそも架空なのに、転びさゆみすとってどういうこと。何すか、転びさゆみすとって?と訊かれる度に、いちいち事の経緯を説明しなきゃならない。しかも理解してもらえるかどうか、多分無「やなのやなのさゆみやなの」うわ!気持ちいい〜!!ふり付きで言っちゃった!気持ちいい!さゆみ独占かよコレ。そりゃ独占したくもなるよ〜わかる。終わっちゃった、俺のさゆみすと人生、うさちゃんピース