yomayoma2006-04-07

Best shot!! vol.15―Hello! Project (ワニムックシリーズ 75)を手に入れる。「ごっちん/くぼたあきひと」に舌を巻く。非・ヘソピの季節のごっちん。くぼた氏は錬金術の咎で磔の上、サイヤク焼かれるかもしれん。というのは、明らかに、この「ごっちん/くぼたあきひと」におけるごっちん、くぼた氏と完全に擬似恋人、ラ・マンだから。無から金を、作る罪は苛烈。全てが混乱に巻き込まれるから。混乱に真希込まれるから。いや、とりわけ、ごっちんにおいて無があるだなんて、言ってるわけではないよ、安心。ものの例えさ。しかし、こんな表情、紙面にのっけていいのだろうか?いいのだ。おおいにyesだ。何故なら、くぼた氏が擬似恋人であるまさにその故に、それを知覚する私も擬似恋人と同定されるから。いや、擬似なんて、まどろっこしいからやめたまえ、恋人、そう私とごっちんは恋人なのだ、遠い昔からの事実、真実。恋人である私がyesというのだから、いいに決まってる。なるほど、そうかそうだよな、今、恋人いますかって誰かに聞かれたら、うん、いるよ、後藤真希と言います、ちょっと控えめに、ちょっとさりげなく、さりとてほどほどに自慢げに、私の彼女・後藤真希、アーメン、すちゃと財布様の入れ物から、触れれば切れるほどのごっちんハロショ写真を取り出して、まぁこれですわ、これ私のこれ(小指)ですわ、って、ロス・パラノイアスのパラノイア的微笑を微笑んでごらんなさいませ!
 
くぼたあきひと氏、どうやら擬似恋人術に長けまくってるらしい。そういえば、みきてぃともそうだったんじゃない?あのみきてぃの「リアル」は、そのあまりの「リアル」さに思わず我々閉口したものだ、懐かしい。そう、彼女とも私は恋人。
 
ところで、一番書きたかったことは、このハロプロ教条パンフレットの表に配される、5人のハロプロメンの中の、みきてぃの微笑みについてであったのだった。何でこの子はこんな風に微笑むことができるのだろうか、と真剣に悩みたいし悩んでいる。こんなにしっとりと穏やかに、他人の、つまり私の世界を変えてしまう、この微笑みは一体何なのか?世界の有様は暴力であるとして、いや実にその通りなのだが、その上で、このみきてぃの微笑みのその暴力性の逆説性たるや。切れないナイフで首を引く感覚さあ、いつまでも。
 
柔らかく気の触れたこの世界、と佐野元春は唄い、私もそんなリズムで間違いなく、気が触れていって。みきてぃ、みきてぃ、愛しのみきてぃ。