猫の恩返し

いい話だったけど
れいなのお姫様抱っこで
もうどうでもよくなった
 
れいなが実際猫であるかどうかは
もう問題じゃない
 
明日はお姫様抱っこ会ですよ
 

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ダンスのシーンで実は泣きそうになった。
かっこつけることから始めたら
人生も意外と追いついてくるのかもしれない。
 
日常と非日常は入れ子の関わり合いで
日常の方が荒唐無稽だったり
平凡な非日常があったり
平気でそんな具合だ。
 
じゃあそんな世界のどこを生きるのか。
 
それは愚問か。
 
バロンになってれいなをかっさらうことは
極めて地味な日常の範疇にありうる。
 
我々にはバロンはいない。
我々がとうにバロンだ。
それ以上でもそれ以下でもないにゃ。