こんこんのなつふくの
DVDをまた見ている。
ほんの10分足らずであるが
夏が香りたち
そして同時に
夏を失効させる
そんな切なさを持っている。
これは私の恣意的な心象に過ぎないのだろうか。
夏の終わりは
女のコの海水に濡れ
乾いた髪の毛の
風に揺れる地点から
やってくるのではないか。
こんこんはそういう仕組みを
知っているけど
優しいからそっと
言葉以外のもので
伝えようとしてくれるのだ。
エンドレスサマーの
終わらなさは
その終わりの瞬間に
ギュッと凝縮されるのだ。
こんこん
私の今年の夏の思い出は
ビアガーデンに行けなかった悔しさだけだ
年を取るのが辛い