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華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)

初ブラッドベリ。

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焚書官が主人公。書物を燃やすぞ！書物はどこだ！
書物はやばいよ、くだらないことばかりかいてやがる。
読むものをみだりに落ち込ませたり、煽ったりしやがる。
トイレットペーパーにもならないやつだ。
　
マッカーシズム旋風が作品の時代的背景にあったと解説に。
イデオロギー批判でイデオロギー批判批判でもある。
機械文明、科学技術文明の不気味で無理やりな明るいトーンを
目覚めた、転んだ焚書官が叙情で塗りこめる話。
　

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ふと思った、「火にくべる」って表現は無くなるのかしら、なんて。