理想

午後の曳航 (新潮文庫)

午後の曳航 (新潮文庫)

 
この著作の世界観を理想と現実で二分してしまうと
少しく陳腐な感じがする。そこにあるのはもう少し純粋な何かだ。
 
理想が現実に理想を現実的に求める。
言葉遊びではない。
 
ハロプロに例えよう。
 
れいなはみきてぃを尊敬していた。
二十歳過ぎても立派なペチャパイ。
でもみきてぃはそれを誇りにしているんじゃないか
そうれいなは考えていた。
栄光に包まれたペチャパイ。
しかしれいなはある日気づく。
みきてぃのおっぱいが5割り増しになっていることに。
あの神々しいペチャパイが
乳パットによって穢されているという事態。
れいなは愕然としみきてぃを憎む。
尊敬していた彼岸的なペチャパイ価値観。
栄光の大平原。
みきてぃは勿論内的にこの価値を巡る
逡巡を繰り返していたのだが。それは
れいなの知るところではない。
 
時は迫った。
栄光を栄光に帰す、その時である。
れいなは生番組で
みきてぃの乳パットを世間に
告げ晒そうと決心したのであった。
 
といった具合です。