以下長文

涙が止まらない放課後」はエポックメイキングという一点突破で一等賞です。
初めて聴いたときは本当に吃驚仰天で。制作側の強い意図を感じました。それが何なのかは分かりませんが。あぁこのフレーズ何度も書いた気がする。でもまぁ何がしかテストの意味があったんじゃなかろうかと邪推しました。ポイントポイントで類似するところはあるかもしれないけれど、やはり状況が余りにも異なるので単純に重ねられないのですが、「ふるさと」をもしリアルタイムで聴いていたら受けていたであろう印象というものを想像しても、やはり今回のものとは質的に異なるだろうと推測します。物語として不気味に過ぎるのです今回は!とまぁひょっとして何だかとても的外れなこと青筋立てながら言っちゃってるんだろうか私はと、薄ら寒くなってきたので、残りはあっさり薄口で物して、今晩はラピュタ見て二人より先に「はいバルスバルス」とか口走って寝ようと思うのです。

ロボキッス」はヤターと思いました。これは馬鹿売れではなかろうかとまでは思わないまでも、結構いけるんじゃないのとタカをくくっておりましたら、果たしてそうでもありませんでした。3分のときめきポップソングですよ。ノリもあるし、アイデア詰まってるし。ユイチさんのスマートネスと田中さんの修飾句の融合(想像だけど)。リフが始まったら血沸き肉踊り、二体のロボ身体の演舞でオーヴァーヒート、でもサビでは反転して、スーって抜けちゃうと「好き好きっすキスをください〜好き好きっすロボットだっても」スキとキスのリフレイン、そうかロボットって我々のことかスキとキスが原理のロボットか我々うを〜

3位「寝坊です。デートなのに・・・」では久々にやぐがほとばしってて、それがまず嬉しかった。れいなとたぁに始まり、れいなとたぁで終わりますが、何といってもこの曲の全体性に憧れてしまうのでして。その全体性を私は「通学列車」「大切」の系譜を継ぐ♂とAKIRA氏の関係性に根拠を置くものであると想像するのですが。この二人の関係性はメロの印象から二つに分かれると思います。「Shall we love?」「SEXY NIGHT〜忘れられない彼〜」は♂>AKIRAで、前述の「通学列車」「大切」「恋愛一周年」等はその逆方向♂≦AKIRAと考えると、割かしスッとしないでしょうか。その上で、例の早稲田のhttp://mmrevent.hp.infoseek.co.jp/関連の記事から総合しますと、前者が非対称のアレンジで、後者が対称を志向するアレンジ、換言するなら前者は♂のメロに引っ張られて動くダイナミックなアレンジで、逆に後者は♂のメロと調和を図るような均衡を目指すアレンジとは言えますまいか。ここまで書いておきながら私素人でスマンかった。

4位「LOVE LIKE CRAZY」。この曲を不肖ながらしつこくも上掲の図式に当てはめさせて頂くとすると、均衡の極致といいますか。ホントその場でそれこそ一緒に作ったんじゃないのかって思うぐらいピッタリ。両氏が空恐ろしくなってきた。構成からいえば、Aメロで半音ずらしで緊張させておいて、Bからすっと戻す、サビはそれを引き継いで発展ってところか。この曲「黒」を志向しているといえるのでしょうけど、勿論ヴォーカルの3人娘。にはどう転んでも黒人の声なんてだせない、というか厳然として黒人の声は黒人にしか出せないでしょうから、ダメなのかといえば、全然そんなことは無くて、サビが圧巻で、ごっちんがメロ、なっちがフェイクでそれぞれ固定でピッタシかんかんなんです。失禁すればいいと思う。

んで「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」では、Aメロを半分に割って前半1−5on7−6m−4‐5と後半6m−5−4−4‐5で出だしのメロが同じというところ、コード違いでメロ同じってところにものすごく単純にうっとりしました。んでこの部分はサビ頭と遠因的に関連してるっぽいのでうーむと唸ってかぶりを振った次第であります。後、サビの移調のところのメロが昔の♂氏ぽいというか、ちょっと変で嬉しく思いました。この曲Daichiさんのアレンジだったらどうだったんだろうか、また違う面白さがあったのではないかと推測します。

恐らく少なく見積もって10分の9以上の方々が1行目近辺でうんざりされたと思いますが、万が一ここまでお読み下さった方には本当に心からの感謝の意を表します。ウンコー!