冬きたりなば
誕生日おめでとう
世界はくそったれエントロピー
ヒステリックに転がっていく加速の地球の上
軽やかに玉乗りしてくのは誰
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その名は亀井絵里
へらへら笑顔を振りまいて
私の天秤を破壊する
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偶像の話をする。
亀子ももちろん立派にその偶像的側面を誇っている。
蒐集されたメディアの多寡に見事なまでの反比例の例。
私は不可逆的で逆説的な接近を試みる。
心の慣性を感じる。
亀井絵里という偶像の機能性
逃避だとしてもそれは
現実への逃避だ
亀井絵里は私を現実に置き去りにする。
現実へとはねかえす。
しかしこの現実は少なくとも今までどこにもなかった現実だ。
生の意味の照射とかではない
この事態は何だ。
意味はそこにすでに「ある」のではなく
「あらしめる」ものだとして
その交換の非合理よ
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観念に埋もれて今すぐ死ね
と亀子が言っている。
「やなら、私の観念で死にいく生を肯定するんですよ?」
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亀子誕生日おめでとう